森を学ぶ人が読む本
背中を押してくれる言葉、
初心を思い出させてくれる一冊、
人生を変えるような本との出会い。
本は、何かに頑張っている時ほどそばに置いておきたくなるものです。
森を学んでいる人は、どんな本を読んでいるのでしょうか?
「森を学ぶ人に会いに行ってみる」でお話を伺った3名に、おすすめの本を聞きました。
スイスのフォレスターが実践する自然を学び、自然に近づける林業とは?
『スイス林業と日本の森林(近自然森づくり)』浜田久美子 (築地書館)
「人工林を自然に近づければ近づけるほど人間の手間やコストが下がるから経済も環境も両立できるという考え方に感動。自分のやりたい森づくりに出会った一冊です」(佐藤聖人さん|岐阜県立森林文化アカデミー2年)
林業経営の課題や今後の展望をデータ分析で解明
『林業経営読本』熊崎実(日本林業調査会)
「この本は僕らの時代の林業の出発点。国内外の林業の実情を細かなデータ分析で僕らに示してくれました」(川端康樹さん|海山林友株式会社)
連載開始から今年で50年!魔球も監督も出てこない野球漫画
『キャプテン』ちばあきお (集英社)
「中学生たちがただただ努力を続ける姿に泣けます。努力すること、チームで頑張ることの素晴らしさを教えてくれた一冊です」(岩屋良明さん|岐阜県立森林文化アカデミー2年)
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森を学ぶ人に会いに行ってみる
これからの森林文化をつくる担い手たちは、どのような「学びと実践」の現場で、どうやって学びを深めているのでしょうか。岐阜県森林文化アカデミーと三重県の海山林友株式会社を訪ね、学ぶ人・教える人に会いに行ってきました。