森の恵みを食べてみる ニューウェーブ編
森林資源を使ってみる #3
森には、木の実やキノコ、山菜といった昔から親しまれてきた食べものが豊富にありますが、最近では、間伐材や竹害、獣害といった山林の課題を、食べることで解決の糸口を見つけ、目にも口にも新鮮な新たな食文化を醸成する試みが始まっています。
杉の間伐材を食べてみる
LIFULLの〈Eatree Cake〉
小麦粉の代替に杉の間伐材を使用したパウンドケーキ。販売するLIFULLでは「食べることが地球のためになる」というコンセプトの元、社会問題や環境問題を引き起こす素材に「食べる」という新たな可能性を見出し、間伐材や竹を食材にした商品開発や食のイベントを開催している。
「おいしさの追求はもちろんですが、木を食べている、木は食べられるものだと意識してもらえる食感や香りとなるように、配合のバランスを考えました」爽やかなレモンとバニラの風味とともに広がる杉の香りと繊維質な食感が新鮮なケーキだ。
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