庭木のゆくえ
新林まんが vol.3
亡き父が遺した山を相続し、若き山主として成長してゆく主人公。前号で無事にFSC認証を取得し、山の木を使って家を建て替えることにしたが、1つ問題が…
庭木をどうしよう?
庭木って小さな植物と違ってどうやって処分すればいいかわからないよね。でも放置していると枝がお隣の家まで伸びてしまったり、リスクも沢山ある。思い出として残すことだってできるよ。早めに専門家に相談しよう。
○庭木の思い出を残したい?
沢山思い出が詰まった庭木がなくなってしまうのは寂しい…
そんな時は家具や記念品に加工して、思い出として残し続けることができるよ。
1. 大きい木を加工する・綺麗に残したい
製材所や工房に依頼
乾燥させて製材・加工をするので、時間は少しかかるかも?
まずは相談しながら、どんな形で思い出を残したいか思い描いてみよう。
2. 自分で加工してみたい
DIY
のこぎりやナイフを使う手加工と、電動のこぎりなどを使う機械加工があるよ。最近はDIY機材や工房のレンタルもあるんだ。みんなで思い出を振り返りながら作ろう。
くれぐれも怪我には注意してね!
△思い出は残さない?
庭木の状態によって、様々なお別れの方法があるよ。
1. 庭木の元気がない
伐採して処分・リサイクル
自治体や専門業者に依頼するよ。伐採の時は塩や清酒でお清めをして感謝を伝えよう。
薪やウッドチップへの再利用や、ボイラーの燃料としてサーマルリサイクルができると環境にも優しく処分できるよ。
※キョウチクトウやウルシは燃やすときに有害物質を発生させるので注意!
2. まだまだ元気に育ってほしい
販売・譲渡
根っこから綺麗に掘り取って、買い取り業者やフリマアプリで新しい持ち主を探そう。
「植木の里親」というサービスでは、次の持ち主が見つかるまで、植木を預かってくれるよ。
♢まだ育て続けたい?
家が変わっても、庭木が変わらず見守っていてくれるのも素敵だよね。手入れを続けて、これからも大切に育てていこう!
お手入れは年に1回程度の剪定で十分。放っておくと枝葉や果実が敷地外に落ちてご近所トラブルに繋がるので注意しよう。
※高木の剪定は危険なので業者さんに依頼しよう。
関連記事
山林の担い手になったら
[新林まんが vol.1] ある日ぽっくりと逝ってしまった父。どうやらいくつかの遺産を残していったようで、まずは自治体の窓口に相談に行ってみることに …
FSC認証とってみたい!
[新林まんが vol.2] 前号で亡き父親が山を所有していたことを知り、紆余曲折を経て相続することになった若き山主。 無事に一周忌を迎える頃、父親宛 …