新林君直伝!脚付き収納棚3時間DIYレシピ
*この記事は冊子版新林9号 マンガ「奥深いDIYの世界とは?」の関連記事です。

それでは新林オリジナルの脚付収納棚を作ってみましょう!まずはこちらの図面を要確認。購入が必要なものを図面にも記載しているので印刷してホームセンターに出発!
工具一覧
・インパクトドライバ(レンタル可能)
・下穴ドリルビット(インパクトに装着)
・ビス用+ビット(インパクトに装着)
・定規(60cm以上の長さがあると便利です)
・直角定規(あると便利です)
・鉛筆
・塗料用バケツ(プラ皿などで代用可能)
・塗装用はけ(大きい方が作業が楽です)
材料一覧
・ラワンランバーコア合板3×6板*1 1枚
・スギ(ヒノキ・マツ)角材30×40×900mm4本
・コーススレッドビス3.3×40mm100本入
・木工用ボンド50g
・紙やすり1枚
・オイル塗料300m
工具・材料費合計——-7,000円程度(価格は目安です)
①材料と道具の準備

図面を印刷してホームセンターで各材料を購入しましょう。3×6板*1と角材はホームセンター内の加工室で図面2ページの寸法でカットしてもらいましょう。

持って帰って組み立て開始!必ず汚れてもいい服装に着替えましょう。お気に入りの服に木屑やボンドがつくと悲しい気持ちになります。なお今回は新林くんの舎弟、新林編集部の鈴木が作ります。

今回の道具です。(詳細は図面に記載)
・直角定規(スコヤ) あると便利、なくてもOK。
・定規 1mほどのものがあるととても便利です。
・インパクトドライバ*2 ホームセンターでレンタル可能。
・鉛筆またはペン

まずは板の表面を確認。合板の種類によっては裏表で色味が違う場合があるので、好きな面が表になるよう向きを揃えましょう。
②加工開始!

図面2ページの赤丸・青丸の位置に下穴をあけます。インパクトドライバーに下穴用ドリルビット*3を取り付け加工しましょう。下穴の数が多くやや面倒です。しかし穴を開けておいた方がスムーズに後工程が進みます。

合板A・C・Dを箱状に組み立てます。木工用ボンド*4を接合面に塗布し、少し乾かしてから仮貼りして位置を調整しましょう。

図面赤丸の位置を外側からビス*5でとめていきます。ビスをうつ際は反対側を壁や段差などに押しつけると安定して作業ができます。

脚となる角材を固定します。ボンドをつけたら合板Cの外側に設置して、箱の内側から青丸の位置でビス固定します。

背面側につける角材は天板の端部に合わせて固定します。側面板Cから20mmほどはみ出している状態になります。

背面板Bをつけます。同じくボンドをつけたら赤丸の下穴でビスどめします。
③仕上げは丁寧に

紙やすり*6を気が済むまでかけます。今回は240番を使用しています。合板の角だけでなく面もやすりがけすると使い心地が良くなります。エッジを丸くし過ぎると意外とビジュアルが悪くなります。

軽く水拭きして最後にオイル塗装です。300ml程度使用します。水性塗料を使って好きな色に塗ってもOKです。

丸一日程度風通しのいい場所で乾かしたら完成!
*1 現代でも国内の木材は尺貫法で規格が規定されています。多くの合板は3×6板(サブロクバン)=910×1820mmという規格で流通しています。
*2 いわゆる電動ドリルには用途別にさまざまな種類があります。木工でよく使うインパクトドライバは回転+打撃の力でビスを打ち込みます。回転する力のみのドライバドリルを使用する場合、木材同士が隙間なく接合しているかビスを打った後によく確認しましょう。
*3 今回は「皿取錐」という下穴と面取りが一発でできる下穴ビットを使用していますが値段がやや高いです。一般的な「下穴錐」という商品名で販売しているものでもOKです。使用するビスの径に対応したビットを選びましょう。
*4 ボンドには接合前に空気にさらして乾燥させる時間が各商品ごとに設定してあります。(オープンタイムと言います)ボンドを少し乾かしてから部材をくっつけることで、ボンドの接着成分の濃度が上がり制作しやすくなります。
*5 今回は半ネジと呼ばれる、途中までネジ山のあるビスを使います。半ネジビスは部材同士を引き付けて隙間なく固定してくれます。ビスの長さは固定する板厚の2〜3倍の長さが目安です。(例:18mmの板を固定する場合35〜55mm程度を使用)
*6 紙やすりには40~2000ぐらいまで幅広い番手があり、数字が小さいほど目が粗くザラザラしています。DIYでは80~400ぐらいの番手をよく使います。





