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新林

森とゲーム

近頃、カードゲームやボードゲームが、森林や林業を学ぶツールとして次々とリリースされています。調べてみると購入可能なものから、体験会を実施しているもの、ダウンロードできるものなど色々な種類があり、開発元も林業事業体や林野庁などさまざま。本を読むより、話を聞くより理解が深まると話題です。家族で、学校で、職場で、ゲームを楽しみながら森について考えてみませんか?


林業安全ゲーム「チェーンソー伐木作業編」

愛媛大学農学部の山田容三名誉教授がつくった、「労働災害ゼロ」を目指すゲーム

ゲームをしながら忘れていた安全知識の再確認。プレーヤー同士のコミュニケーションを通して、現場に即した安全意識を高めることができます。

対象:チェンソーを使う 最大5名のプレーヤーと1名のゲームマスター
開発元:森林ヒューマンファクター研究所(山田容三所長)
製造・販売:株式会社ポコット
リリース年:2022年
問い合わせ先:株式会社ポコット(担当:森)emboma@gmail.com


ZORING(ゾーリン)

林野庁東北森林管理局の若手職員がつくった、森林環境教育教材

植林を準備をする「地拵(じごしらえ)」から、成長した木を伐採する「主伐」までの「森林(もり)づくり」を題材にした対戦型カードゲーム。サイトから誰でもダウンロードして遊ぶことができます

対象:小学4年生以上 プレイ人数:4〜5人
開発元:林野庁東北森林管理局三陸中部森林管理署 
リリース年:2023年
問い合わせ先:東北森林管理局 技術普及課
https://www.rinya.maff.go.jp/tohoku/sidou/fukyu/zoringmenu.html 
TEL: 018-836-2218


FOREST BALANCE GAME

森林系メディアがつくった、森の世界にふれるためのゲーム

自分の森を育成・経営する対戦型のボードゲーム。道具を購入し、森を整備しながら、環境保全と経済活動のバランスの中で成り立つ林業の世界を疑似体験することができます。2024年度 グッドデザイン賞・ウッドデザイン賞 W受賞

対象:小学校5年生以上 プレイ人数: 2人(ソロプレイ、2対2などのチーム戦も可)
開発元:飛騨五木株式会社 響hibi-ki編集部
リリース年:2024年4月
問い合わせ先:飛騨五木株式会社(担当:田中・狩野)
https://forestbalancegame.com/
info@goboc.jp


セーザイゲーム

製材会社がつくった、製材の醍醐味を味わえるゲーム

製材業を楽しく学べる参加型のゲーム。丸太の価値を上げるも下げるも製材次第。原木市場での「目利き」「競り」、製材所での「木取り」を疑似体験し、一番儲けた人が勝利です。

対象:子どもから大人まで プレイ人数:1チーム3〜5人、最大 4〜6 チーム
開発元:熊野林星会・三重大学
リリース年:2017年
問い合わせ先:熊野林星会 https://rinseikai.net/contact/


moritomirai(モリトミライ)

新聞社がつくった、森の未来を考えるゲーム

さまざまな仕事を持った10種類のプレイヤーたちが、互いに協力しながら仕事カードや生活カードを使って持続可能な森をつくり、それぞれのゴールを目指します。

対象:小学5年生以上 プレイ人数:10人〜40人
企画:山梨日日新聞社 開発元:プロジェクトデザイン株式会社
リリース年:2023年3月
問い合わせ先:カードゲーム「moritomirai」運営事務局(株式会社プロジェクトデザイン内)
support-team@projectdesign.co.jp 
TEL:076-482-4130

執筆者
神尾 知里
兵庫県出身。浜松市在住。浜松市内を中心にライターとして活動しています。

森とゲーム 掲載号

新林 第8号の表紙

新林 第8号
企業それぞれの「森づくり」

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