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シリーズちぐさ研究室の研究日誌

岡山県・西粟倉村で活動中の「ちぐさ研究室」によるちょっと本格的な実験や観察の数々

昆虫たちのためのホテルを作ってみよう! ②インセクトホテルの作り方

ちぐさ研究室の研究日誌 #9

岡山県・西粟倉村で活動する「ちぐさ研究室」のお二人と、季節ごとに実験や観察を楽しむ連載。第9回のテーマは「インセクトホテル」です。昆虫のためのホテルとは?

 ▷①今、昆虫たちが減っている?
 ▶︎②インセクトホテルの作り方
 ▷③インセクトホテル作りイベントレポ

○登場人物:川上えりか、清水美波(ちぐさ研究室) 植野聡子(新林編集部)

ーー さて、昆虫たちの住処になるインセクトホテルを作って行きますが、どんな形のホテルを作りましょう?

川上 今回は見た目にも素敵なインセクトホテルの作り方を紹介しますが、インセクトホテルには厳密な作り方や「こうしなければならない」というものはなく、箱の中に自然の素材を詰めればそれで完成です。
素材によってできた隙間の大きさや形によって集まる虫が変わるので、ぜひ様々に試行錯誤してみてくださいね。

インセクトホテルの作り方

[材料]
・外壁となる板
・メダケ(篠竹)
・粘土

外壁の板

今回はお家型にします。直方体型でも、缶詰の缶を代用しても大丈夫です。軒下などにも簡単に設置できる小さめサイズです。

メダケと粘土

粘土は箱から竹筒が落ちないように固定するために使います。

[道具]
・くぎ
・ハンマー
・ドリル(必須ではありません)

ドリル、ハンマー、くぎ

ドリルは木片に穴を開けて巣材にするために用意しました。

[作り方]
①外壁となる板を組み合わせて箱を作る。
②竹筒を箱の中に余裕がなくなるまで敷き詰めて、大まかに完成形をイメージする。
③竹筒をすべて取り出す。
④一段ずつ竹筒と粘土を重ねる。竹筒を一段並べたらその上に薄く粘土を塗り、その上に竹筒、粘土…と繰り返す。
⑤出来上がり

インセクトホテル(撮影:Peggy)

清水 竹筒は特に狩りバチ類(刺針を使って昆虫やクモを狩り、幼虫のエサとするハチの総称)が産卵場所として好みますが、例えば小枝やススキの穂などを入れてみて集まる昆虫の違いを観察するのも面白いですね。またアパートのように何部屋もつながった枠を用意して、部屋ごとに違う巣材を詰めても何か発見があるかもしれません。

ーー あの〜、コバエやゴキブリなど、集まってもらうと困る虫たちもいますよね…。住んでもらいたい虫を想定して作ることもできますか?

川上 穴や隙間が大きく多いほど寄生虫も住み着きやすくなってしまうため、小さな穴を開けた木の板で入り口を蓋するといったことも効果的です。実験しながら、お住まいの環境に合ったインセクトホテルを模索してみてくださいね。

参考『Insect Hotels: A Refuge or a Fad?』
https://entomologistlounge.wordpress.com/2017/09/18/insect-hotels-a-refuge-or-a-fad/)

清水 次回は、西粟倉村で開催したインセクトホテル作りイベントのレポートをお届けします!

(次回に続きます)

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